赤緑生命の律動

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赤緑ビッグマナ《生命の律動》

基本戦略

マナ加速から大型クリーチャーを展開して対戦相手を蹂躙するビッグマナ系デッキ。ひとたびマウントを取れば《地震/Earthquake》での大ダメージや必殺技ともいえる4枚採用された《生命の律動/Biorhythm》が相手のライフを削り取る。

注目ポイント

統率者戦では禁止されており、その姿を見た事のある者は決して多くはない《生命の律動》をメインに4枚フル投入している意欲作。文字通りゲームエンド級の威力を持つこのカードをこれほどまでに堪能可能なデッキは他のフォーマットではなかなかなく、旧枠モダンならではとも言える。

戦略

序盤は土地を伸ばしながらのマナ加速と、《獣群の呼び声/Call of the Herd》などで打点を稼ぎつつ盤面展開。防御力の低いデッキ相手であればこれだけで殴り勝つこともあるだろう。稲妻や地震による除去を織り交ぜながら、対戦相手に対してゲームの主導権を握ることを目指そう。

《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》を効果的に用いながら対戦相手の展開を阻害しつつ盤面を除去していき、必殺の《生命の律動/Biorhythm》。これで勝負が決することもあるだろうし、そうでなくてもたいていの場合ライフはかなり低い状況になるだろう、一気に畳みかければ勝利は君の物だ。

注目のカード

最も注目すべきカードは言うまでもなく《生命の律動》だが、このデッキの序盤を支える《リバー・ボア/River Boa》と、再生と相性の良い全体除去である《ネビニラルの円盤》にも目を向けたい。《リバー・ボア》は攻守ともに序盤を支えてくれるだろうし、青いデッキ相手には島渡りと再生が相手に対処を迫るクロックとして優秀だ。

Biorhythm

River Boa

Nevinyrral's Disk

サイドボード

サイドボードには多く見られると予想された青いデッキに対抗するための《スクラーグノス/Scragnoth》が厚く取られている。その他のサイドボードには緑系デッキでは比較的よくみられるカードが採用されており、《帰化/Naturalize》や《絹鎖の蜘蛛/Silklash Spider》などが適量用意されているといった感じだ。再生クリーチャー対策として用いられる《分解/Disintegrenade》や《火葬/Incinerate》のような赤いカードは今回のリストでは採用されていない。

Scragnoth

Naturalize

Silklash Spider

その他のバリエーションなど

《生命の律動》を用いたデッキには、赤緑以外にも青緑、黒緑などそれぞれの色の特徴を生かした別バージョンも考えられる。今回のデッキの赤い部分もメタに合わせて選ばれただけともいえるので、様々なタイプを試してみるのも面白いだろう。

ビッグマナであることを生かすのであれば、火吹き能力を持つクリーチャーやマナさえ払えば毎ターンダメージを投げつけることができる《ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan》等を用いたデッキも面白いかもしれない。

このままのコンセプトを維持したままメタに合わせるのであれば、サイドボードの変更やメインデッキの微改造を試すのも手だ。《花の壁/Wall of Blossoms》や《根の壁/Wall of Roots》、《スパイクの飼育係/Spike Feeder》を用いてアグロへの耐性を上げたり、それらを再利用するためにさらなる《起源/Genesis》の採用などを検討してみよう。

Wall of Blossoms

Wall of Roots

Spike Feeder

Genesis